有田のみかん畑に囲まれた静かな場所に、大きく南に向かって佇むM様邸。
自宅を施工させていただいてから十数年が経ちました。
今回は隣接する敷地に、調和のとれた庭、そして「HANARE」を施工させていただきました。
シンプルな切妻屋根の平屋ですが、しっかりと横葺き屋根のラインと一体化された深い軒先。
また、それを支えるポーチ柱。入口ドアは、無垢の桧とそれぞれ強調しすぎず、程良いアクセントになっています。
この「HANARE」を計画するにあたり、お施主様の目的は、多くの知人や同窓生の方が集まれるスペース。
また、独立されている子どもたちやお孫さんたちが遊びに来た際、一緒にバーベキューをという想いからスタートしました。
テラコッタタイルの貼られた一直線にのびたテラスで自宅ともつながりました。
自宅建築時に植えられたシンボルツリーのケヤキも随分大きく立派になり、今回新しく植えられたシマトネリコ、金木犀などと一緒に、来訪される方々を楽しませてくれることでしょう。